時々迷々 我が家バージョン ②
たけしは車に乗っています。
ホームセンターに向かいました。
約束の時間に遅れても、サングラスを買って持っていく
ことに決めました。
相変わらず、車の中でお母さんの説教は続いています。
『あなたは、次の日学校の準備は完璧にやってるでしょ!
それは、えらいと思う。でも、それは準備する習慣をつける
ためなんだから、、ここぞって時に準備できなきゃ意味ないのよ!
この先、試験とか後戻りできないってときがあるんだよ!
ガミガミガミガミガミガミガミ』
・・意味はよく分からないけど、静かに聞かないと大変な
ことになるから聞いてるふりする。
『えー聞いてるの?この状態、どんな状態?
何が起こってるの?』
・・う~ん。みんなに迷惑かけてるかな。。
『あっそう、私には?』
・・あっお母さんに。うん、お母さんにも迷惑かけられてる。
『はぁ?』
・・やべっ、言い方間違えた。
で、てにおはの使い方がおかしい、れる、られるの
使い方がいつもおかしいで、説教が始まった。
やっと、ホームセンターについて、980円の黒いサングラスを
買った。とりあえず、お母さんがお金を出してくれた。
あとで、お父さんに買い取ってもらうって。
正直、ほっとした。
約束にはすこし遅れたけど、サングラスを持ってない子に
ぼくのを貸してあげた。
ダンスもうまくいったし、そのあとはお祭りで友達と
遊んでいい一日だった。さぁ、家帰ってゲームしよっと。
【あとがき】
書いてて思ったのですが、NHKの時々迷々は子供たちが
いろんな問題にぶち当たって、
友情か正義か建前か、自分の素直な気持ちか、
迷いに迷って、答えを出す姿がなんだかいじらしくて好きです。
自分にもそんな時代があったなぁと。
自分の中にいる、心の声 片桐はいりさんがつぶやきます。
“結局、焦って車だして迷々したのは、お母さんのあなたじゃないの~?
息子は迷々してないんじゃない?”
あれ、時々迷々したのは私だった!?
あ~過保護??
なんてことなかった、あーよかったよかったで、、
結局息子の考える機会を
奪ったのかもしれない。。。。はぁ。
しばし、落ち込み反省するうっかり母さんです。。。